痛みの悪循環 大阪整体フォーリーフカイロプラクティックブログ(大阪で慢性の腰痛・座骨神経痛でお整体院をお探しの方へ)
おはようございます。
大阪整体フォーリーフカイロプラクティックの杉本康紀です。
大阪で慢性の腰痛・座骨神経痛でお整体院をお探しの方へ、役立つ情報をお届けしたいと思います。
今日は痛みの悪循環についてお話しします。
以下は「慢性痛の悪循環ーfear-avoidanceモデルー」の紹介をします。

慢性の痛み診療・教育の基盤となるシステム構築に関する研究
研究代表者 牛田 享宏(うしだ・たかひろ) 愛知医科大学学際的痛みセンター教授
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000116635.pdf より引用
右は自然治癒へのフロー、左は痛みの循環サイクルの図です。
痛みには急性の痛みがあり、慢性に移行する方がいます。初めは誰も急性の痛みです。
ですが、痛みに対して破局的思考(いつも、ずっと、必ず、繰り返し、治らない)といった考えになって、常に不安や恐怖に苛まされ、普段の行動が「痛みがでないかどうか?」を基準にしたような痛み中心の考えになり、おうおうにして活動が減少することでより不安を助長して、痛みを増強させていくというサイクルです。
非特異的腰痛(病院で様子をみてくださいといって湿布や最近では抗不安剤を渡されるような腰痛)では、①過度な安静を避け、②運動と③認知行動療法が有効である、というガイドラインが出ています。
例えばあなたの痛みが、すり傷や風邪のように自然に治るものだと「知って」いたら、不安にはならないかもしれません。
慢性化した痛みというのは複雑で原因を1つにしぼれないことが多いです。
ですので、慢性化しないようにするのが第一ですが、既に慢性化している場合はひとつひとつ痛みについて明らかにしていって、できることを重ねてひも解いていく必要があります。
特効薬があって1回ではい治った。とはいきにくいのです。
痛みの悪循環に話を戻しますが、痛みがあっても
①できるだけ普通に生活をする
②全身運動をする
③痛みに対する認知と行動を変える
のが有効です。
この3点をみると痛みを解決する為の直接的な行動ではないことが分かります。
「痛みがあるから、痛みをなんとかしようとする」ここにはまりすぎると、悪循環にはまりかねません。痛みを問題にしてかかずらうのではなく、快適にすごす方向・健康を増やす方向に視線を変えることがポイントではないかと思います。
嫌いな人を思い浮かべて「あいつ嫌い!嫌い!」といつも考えるより、好きな人のことを思い浮かべる方が楽しいですよね?そんな感じです。
痛みは身体の異常を伝える重要な機能です。慢性痛は痛みの機能を果たしていないと言われています。しかし、僕は慢性痛も自分のクセを認識して、より快適なクセに切り替えていく為の大切なお知らせだと思っています。
まずは、痛み中心(問題解決中心)の生活から快適指向へ1歩抜け出すことを考えてみてはいかがでしょうか?
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