カイロプラクティックはアメリカで１８９５年に生まれ、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、EU諸国など約40カ国で資格として法制化されています。1997年には、世界保健機関 (WHO)にNGOとして世界約80カ国からなる団体、世界カイロプラクティック連合(WFC)がカイロプラクティック団体として初めて認可されました。

誕生初期、西洋医学から無資格のものが診療行為をしている、という告訴をうけて、創始者DDパーマーを始め、牢獄に入れられるものが多数でました。しかし、カイロプラクティック哲学の「病気を治すのではなくサブラクセーションを治す」という考えが勝利を収め、無罪を勝ち取ることとなりました。

その後、代替医療としての地位を確立するために、基礎医学の教育を向上させて、現在アメリカでは医師と同等の診断する権利、レントゲン撮影をする権利を持っています。あくまで、病気を治す訳ではなく、病院へ行った方がいい人は病院へ行ってもらい、神経の機能異常はカイロプラクターが扱います、という鑑別診断ができるということです。