大阪府大阪市北区黒崎町
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歩行は人の移動の基本となる動作ですが、【最も高度に自動化された動作】だと言われています。
みなさん、色々なことをしながら歩けますよね?本を読みながら、ケータイをみながら、何かを飲んだり食べたりしながら、お話をしながら…etc
無意識に歩けてしまうくらい自然な動作なのですが、この歩行は個々人で違います。この違いは習得した脳みそのプログラミングから生まれます。
間違った(効率・バランスの悪い)悪き方をしていると歩いているだけで、カラダのどこかに負担が集中することになります。
また、カラダの状態やその時々のコンディションによっても変わってきます。
色々なことがカラダの状態には関わってきますが、ここでは歩行のメカニズムについて説明していきます。
普段の歩行を見直すきっかけになればと思います。
色々な専門書がありますので、専門的な解釈はそちらにお任せすることにして、合理的な動き方という観点で考えていきます。
歩行とはなんでしょうか?
移動する手段ですね。移動とは何でしょうか?
何かをある場所からある場所へ動かすことです。
では、歩行によって何を動かしているのでしょうか?
カラダですね何をごちょごちょいってるんだ?と思わずに聞いて下さいね
カラダとは何だ?ということです。歩行におけるカラダとは【重心】をいいます。
重心とは?簡単にいうと重さの真ん中です。人間では仙骨の前にあります。骨盤の真ん中らへんです。
これを前方に運ぶことが歩行だと言えます。
では重心を移動させるにはどうしたらいいでしょうか?
筋肉をつかって運ぶ。あるでしょう。他にはありますか?
転がる。いいですね!
落ちる。グッドです!
ひっぱってもらう。ナイスです。でも他の人の力を使うのはナシですよ。
他にもあるという方は、ぜひ教えて下さい!!
さて、色々でてきましたが、効率的な動き方をする場合にどれを使えばいいと思いますか?
内力・外力のページを読んだあなたはわかりますね?
答えは全部です!!
筋肉だけで重心を移動させようとすると非常にしんどいです。簡単にいうと重力の落ちる力や、関節の転がる性質、伸ばしたら縮むという筋肉の性質などをうまく組み合わせた歩行が、一番合理的で楽な歩行になっていきます。
はい!ボクサー漫画の話じゃないですよ歩行の話です。
はじめの一歩を考える前に、立っている状態というのはどういう状態なのか?ということを少し考えたいと思います。
立位というのは重心が両足のあいだで安定している状態です。ですが、実際には完全に止まっている訳ではありませんわずかに前後左右にゆれながら、その動きを関節や筋肉や視覚や足裏の感触からバランスをとっていますですので【立つ】ということもなかなかに自動化された高度な【運動】と言えますね
では、はじめの一歩をどう出せばいいのか?このバランスをあえて崩して、前方に重心を落としてあげることにより、はじめの一歩が【出てきます】
具体的には、立位でうまくバランンスをとっていた筋肉をゆるめる【力を抜く】こと。素早く動き出すためにはとある筋肉を使うことでこの動きをスムーズに行なうことができます。
【力を抜くのは】ふくらはぎの筋肉です解剖学的には下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)です。この筋肉はつまさきを伸ばす働きがあります。立っている時、下腿三頭筋がはたらくことで前に倒れないように踏ん張っています。この筋肉の力を抜くことで前に倒れていきます。
前に倒れると重心が、足をついているところより前方に移動していきます。ほうっておけば頭をうちます。ここで働くのが【踏み直り反応】と言います。倒れそうになると勝手に足が出てきます。転倒予防に重要な役割をはたします。これではじめの一歩が完成しましたね
ひと言で言うと【ふくらはぎの筋肉の力を抜いて、前にたおれる】とはじめの一歩が勝手に出てきます。
さて、合理的な動きを考えるにあたって、スムーズで素早い動きを目指したいと思います。
ただ【力を抜いて倒れる】だけではスポーツや武道などの場面では遅すぎますね。
ですので、前に倒れるための筋肉を使います。
具体的にはカラダの下から
前脛骨筋ー脛骨(すねの骨)を前に倒す
大腿二頭筋ー大腿四頭筋(ふともも)の力が抜け膝が曲がり、重心が落下します
大腰筋ー骨盤が前に倒れ、上半身が前に引っ張られます。
この3つの筋肉が主な働きをします。
加えてPNFの理論からいくと足の指を握ることがこれらの筋肉をつかうことと連動します。
また【ウィンドラス効果】という、支えである足のアーチが力を床に伝えるときの効果に貢献するのではないか?と考えています。その為には足の指を握る筋肉は遠心性収縮という形をとるとおもいますが、これについては別ページで考えていきたいと思います。
上半身との連動については仮説ですが【胸を前に出すような意識】【胸が前に引っ張られるような意識】を持つとより前に進みやすくなると思います。僕の感覚では【肘をひいて】【肩甲骨を後ろによせて】いるような感覚です。下背部の脊柱起立筋に力が入っている感覚があります。
この辺りは抜重と伸長反射にもつながってきます
さあ、はじめの一歩がでましたね
では、次の一歩ですが、着地した足の前に重心を移動させることが必要になってきます。
そのために必要なものが、実はカラダにすでに備わっているんです
すごいですね〜カラダって
その機能とは
です。プラス伸長反射ですね。
カタチとはたらき。構造と機能の融合です。
ではひとつずつ説明していきますね
ヒールロッカーのヒールとは踵(かかと)のことです。
左の踵骨のカタチが丸くなっていて、前に転がるような動きをして、衝撃を逃しながら、前に重心を運んでいくはたらきをしてくれます。これを【ヒールロッカー】といいます。
この時に働く筋肉は
【大腿4頭筋】と【前脛骨筋】です。
【前脛骨筋】が働かないと、【フットスラップ】という異常現象が起きます。
踵が地面についた時に、前に転がる前につま先がパタンと落ちてしまい、転がりをストップさせてしまいます。ブレーキをかけてしまう感じですね。
【大腿4頭筋】が働かないと【膝折れ(膝くずれ)】という異常現象が起きます。
膝から上が落ちてしまって、脛骨(すね)から下が前に転がる動きに取り残されてしまっている状態です。
ちなみに【前脛骨筋】が働くとつま先を上にあげますが、この時足の指を握るようにすると、足のアーチが増大して、次につづくアンクルロッカーの時の衝撃吸収に役立つのではないかと思います。
そして【大腿4頭筋】の働きは、【遠心性収縮】で、【伸長反射】によってなされていると考えます。【抜重】でぬいた膝をグっと踏ん張る感覚です。それによって、衝撃吸収もされますし、重心の移動にもなっているという訳です。
筋肉と骨が、落下によって生まれたエネルギーを前に送り出すために床(地面に)に伝えています本当によくできていますね
アンクルロッカーはヒールロッカーに続いておこります。
ヒールロッカーで、つま先が地面につくと、ヒールロッカーは終わります。
つぎにおこるのが、アンクルロッカーです。
左の画像を見て下さい。足首のところ(距骨といいます)が丸くなっています。ここを【距骨滑車】といいます。すねの骨(脛骨)はすっぽりはまるようにくぼんでいます。この滑車の上を、すねの骨が転がる動きを【アンクルロッカー】といいます。
しかし、ヒラメ筋が働かないと、脛骨の回転スピードが速くなりすぎて、大腿骨がそのスピードについていけなくなってしまいます。すると、膝が曲がってしまいます。そして、それ以上その膝が曲がっていかないよう、ふとももの筋肉(大腿四頭筋)が活動を増大させます。
つまり、ヒラメ筋が働かないと、膝から上が足においつかなくなります。追いつくためにエネルギー消費の大きい、効率の悪い歩き方となってしまいます。
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