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座骨神経痛とは
「腰仙部座骨神経の支配領域、すなわち臀部、下肢後面あるいは外側面へ放散する疼痛自体、あるいは疼痛を呈する症候群の総称」(脊椎脊髄病用語辞典より)
座骨神経痛は「症候群」であり、ひとつの病気ではない。
時には、膝から下まで痛い場合がある。
座骨神経のどこかで障害が起こるものと、原因が分からないものもまとめて「座骨神経痛」と呼ぶことがある。
参照 日本整形外科学会 2011年5月作製
https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_029.pdf
つまり、原因が分かるものと分からないものをまとめて一緒の名前でよんでいるということです。
腰痛を特異的腰痛(原因の分かるもの:15%)、非特異的腰痛(原因の分からないもの:85%)と分けているのを、いっしょくたにして呼んでいるということになります。
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①腰椎椎間板ヘルニア
②腰椎分離症・すべり症
③腰部脊柱管狭窄症
④腫瘍(腰椎・馬尾・神経根・骨盤内)
⑤梨状筋症候群
⑥帯状疱疹
⑦関連痛(神経に障害がない場合)
以上 日本整形外科学会(2011年5月作製)
https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_029.pdf より
①⑤までは神経・神経根・脊髄・馬尾の圧迫により症状が表れるとされる。
その場合、痛みやしびれではなく、無感覚・運動麻痺・排便排尿障害が起こる。
※神経の圧迫で痛みしびれが起こるというのは生理的に間違い。
詳しくは加茂整形外科医院さんのHPを参照されたし。
⑦関連痛(神経に障害がない場合)について後に詳しく紹介します。
腰痛に関して言えば、原因となる病気を特定できないものが85%という。
座骨神経痛にも同じことが言えるのではないかと私は思います。
みなさん、座骨神経痛といわれますが、麻痺(感覚がない・力が入らない)していますか?
しかも①ヘルニア②分離症・すべり症③脊柱管狭窄症については、腰痛と関係がないというデータもでてきています。2012年の日本整形外科学会の腰痛診療ガイドラインにもその要旨が含まれています。
米国医師会雑誌(JAMA: The Journal of American Medical Association)より
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原因の特定できる座骨神経痛に関しては、それぞれの病気の治療を行ないます。
原因の特定できない座骨神経痛に関しては、痛みを取るために鎮痛消炎剤・筋弛緩剤などの投薬を行います。
以上 日本整形外科学会(2011年5月作製)
その他
・硬膜外ブロック→痛み止め
・理学療法(牽引療法、装具療法(コルセット)、低周波治療→温める)
・床上安静(短期間)
があります。
・手術療法 以下のうち1つを伴う明白な椎間板ヘルニアに対してのみ適応となる:
筋力低下
進行性の神経脱落症状
情緒が安定している患者の仕事または個人的活動を妨げ,6週間の保存的治療で軽減しない,耐え難い難治性の痛み
以上MSDマニュアル 座骨神経痛より抜粋 http://qq2q.biz/DoM1
繰り返しになりますが、無感覚・運動麻痺を伴わない、神経症状のない痛みやしびれだけの原因の特定できない座骨神経痛は、6週間以内に軽減すると思われます。
整形外科での、鎮痛・温め・筋肉をゆるめるといった保存療法での治療方針がそれを物語っていると思います。
なお「脊柱管狭窄症」に関して以下の日本整形外科診療ガイドラインがあるので紹介します。
推奨
【Grade I】 理学療法または運動療法が単独では腰部脊柱管狭窄症に有効であるとの十分なエビデンスは得られていない.
【Grade C】 腰部脊柱管狭窄症の症状の一部である腰殿部痛や下肢痛については理学療法と運動療法の組み合わせは有効である.
腰部脊柱管狭窄症患者の腰殿部痛,下肢痛の緩和に理学療法が有効である可能性を示唆し,徒手理学療法,ストレッチと体重負荷のかからないトレッドミル歩行の組み合わせによる治療がより効果的であることを証明している.
本研究からは「理学療法は,専門家により診断された腰部脊柱管狭窄症患者の腰殿部痛,下肢痛を緩和させることが可能で,理学療法と運動療法の組み合わせが短期的にはさらに効果的である」とのエビデンスを得ることができる.
しかしながら,しびれを主症状とする腰部脊柱管狭窄症や神経性跛行に関しての効果はなお不明
http://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0102/G0000369/0020
これも繰り返しになりますが、痛みやしびれは神経の圧迫ではおこりません。圧迫で起こるのは無感覚・運動麻痺です。脊柱管狭窄症と臀部・下肢痛を結びつけるのはもはやバイアス(こじつけ)だと私は思います。
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神経に障害(圧迫・狭窄)がない場合の関連痛その①
トリガーポイント(発痛点)という、筋肉のしこりのようなものができると、関連した部位に痛みやしびれ様の感覚を感じることがあります。
大臀筋のトリガーポイント
中臀筋のトリガーポイント
小臀筋のトリガーポイント
梨状筋のトリガーポイント
ハムストリングスのトリガーポイント
大腿四頭筋(外側広筋)のトリガーポイント
腰方形筋のトリガーポイント
大腿筋膜張筋のトリガーポイント
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血管血流性の痛み・しびれの前に神経根性の感覚異常に関して紹介します。
左図がデルマトームといって、神経根(背骨から神経が出るところ)レベル別の皮膚の支配領域の図です。
座骨神経痛のおしり・太もも後面(外側)という領域と、オーバーラップしないというのが分かると思います。
座骨神経は L4S3が束になったものです。太もも後面のほぼ全域、前面の大半をカバーしています。座骨神経の通り道での圧迫でおしり・ももうらだけにしびれが生じるという理屈のおかしさが分かるのではないかと思います。
では、血管のお話です。
左図は骨盤部の動脈の図です。
基本的に神経と動脈と静脈はセットで走行しています。
座骨神経と一緒に走行する血管は実はないのですが、梨状筋に近いところを上殿動脈・下殿動脈が走行しています。
鼠径部から大腿前面を走行する大腿動脈からふともも後面に、内側大腿回旋動脈・外側大腿回旋動脈・大腿深動脈・貫通動脈が走っています。
正座のあと、しびれや痛みや感覚の無さや力の入りにくさを感じたことはないでしょうか?
これは血流が無くなったことで起こっています。
血流が悪くなると、酸素・栄養不足が起こり、ブラジキニンという発痛物質が血液中の血漿から放出されます。
ブラジキニンをポリモーダル受容器がうけとると、痛み信号として脳に情報を送り、脳が痛みを感じます。
これは神経根の支配エリアとは関係なく、血流の阻害されたエリアで痛みを感じます。
座りっぱなしで痛みがでる、同じ姿勢を続けると痛みが出るというのは、血流不足による可能性があります。
ですので、整形外科の保存療法でも、温めたり筋肉をゆるめたりして、血流を回復させる方法をとるのです。
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繰り返しますが、無感覚・運動麻痺・排便排尿障害といった神経症状を伴わない座骨神経痛(おしり・ももうらの痛みだけ)は自然によくなることが多いです。
6週間以上続く、あるいは何回も繰り返す座骨神経痛は、筋肉の緊張による血流不足、座り姿勢による血管の圧迫といったことが原因として考えられます。
では、何故筋肉が血流を妨げるくらいいつも緊張しているのでしょうか?
なぜストレッチをしないといけないくらい柔軟性がない緊張した筋肉になってしまうのでしょうか?
トリガーポイントのブロック注射や、筋肉を柔らかくしたり、ストレッチしたりでよくなる方はそれでいいです。
ですが、もんでもその時は楽になるけど、次の日にはまた痛くなる。そんな場合は「筋肉を緊張させる」原因にアプローチする必要があります。
基本は心技体。
心はストレス反応(交感神経優位)
技は姿勢や身体の使い方
体は栄養です。
6週間以上つづく、あるいは繰り返す慢性の座骨神経痛になってしまった場合の注意点。
痛みは交感神経を優位にさせます。交感神経が優位になると血管が収縮します→短期的には血流が増えますが、慢性的に交感神経が優位な状態がつづくと血流を阻害します。
そういった意味でストレスをつねに感じている状態というのは血流に関して良くないです。
また脳の機能に関しても痛みに過敏になっていきます。
そうすると、痛みを感じやすくなって、緊張して…といった悪循環に陥っていきます。
痛みに関しての正しい知識(心配しすぎない)ことと出来るだけ普通に生活・行動することが大切です。
過去のブログ記事
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6週間以上続く、あるいは繰り返す座骨神経痛は、トリガーポイントで紹介したおしりや腰・太ももの筋肉を酷使するような姿勢や筋バランスになっていることがあります。
体の中でサボっているところと、ワリを食っているところがあるということです。
単純にトリガーポイントをゆるめても、すぐに元に戻ってしまう場合は、それ以外の全身との兼ね合いで、トリガーポイントを再生するような体の使い方がクセになってしまっているのです。
筋肉のコントロールは神経系が行ないます。神経系は体の使い方(小脳でのクセの習得)以外にも、栄養や心理的なところも絡んできます。
姿勢ひとつとっても、人によって指導ポイントは変わってきます。
よくあるストレッチも仙腸関節の機能障害や不安定性がある場合、逆に痛めてしまうこともあります。
自分では気づかない、自分では無意識に当たり前にやっているからこそクセというのですが、自分で変えるのはなかなか時間も労力もかかります。
ちなみに病院では基本的に症状がある部位しか見ません(保険制度の都合上)。
ですので、全体を考えた上で施術や運動・姿勢指導をしてくれるところと協力して進めた方が効率がいいです。
当店は体の使い方を柱のひとつとして掲げています。
体の楽な使い方についてブログを書いていますので、参考にしてみてください。
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痛みというのは体からの「異常を知らせるサイン」です。
痛みまでいかなくても、危険を感じると体は緊張します。
当店ではキネシオロジーといって、筋肉の緊張度合いの変化で体が欲している調整箇所・方向を検査する施術を行なっています。
アクティベータメソッドというカイロプラクティックテクニックの検査法にも応用されています。
アクティベータメソッドは神経機能を整え、結果神経がコントロールしている筋肉のバランス・機能がリセットされます。
当店はアクティベータメソッドの国際認定を6年間継続しています。
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