筋肉は運動をするためのものです。

横紋筋・平滑筋・心筋に分かれます。

横紋筋は骨格筋ともよばれ、関節をうごかします。

平滑筋は内臓をうごかします。

心筋は心臓をうごかします。
 

このうち私たちが意識して動かすことのできるものは骨格筋だけです。

骨格筋は運動神経によって支配されています。
 

平滑筋は自律神経によって、心筋は特殊心筋という自動的に収縮する筋肉によって運動を調節されています。

骨格筋は関節をうごかします。

骨格筋にはいわゆる「インナーマッスル」と「アウターマッスル」があります。

インナーマッスルとは、関節の近くにある筋肉で、関節の位置や動きの調節に大きく関係します。

 アウターマッスルは、インナーマッスルの外側につく筋肉で、大きな力を出します。

運動をする時に、インナーマッスルとアウターマッスルは協力して働きます。

まずインナーマッスルが働いて、関節がスムーズに動くように準備をします。

そして、アウターマッスルが働いて、関節を力強く動かしていきます。

インナーマッスルがうまく働かないと、アウターマッスルがいくら力を入れても関節はうまく動いてくれません。

そうすると、アウターマッスルに余計な負担がかかって、にぶい痛みをだします。

背骨についている筋肉もインナーマッスルです。

神経・関節・筋肉の関係についてのロープがちょうどそれにあたりますね。

よい筋肉とはどんな筋肉でしょう？強い筋肉？太い筋肉？それも必要ですが、

よい筋肉とは、がんばる時はちゃんと働いて、それ以外のときは休んでいる筋肉です。

ずっとがんばりすぎの筋肉も、休みっぱなしの筋肉も、その働きは悪くなってしまいます。

がんばりすぎの筋肉は、ゆるまないので血流を運ぶポンプの働きが悪くなります。

そうすると、働いた筋肉のいらないもの（老廃物）が流れずに痛みをだします。

筋肉は痛いとゆるまなくなります。そうするとまた血流が悪くなって痛くなります。

すぐにでもこの悪循環をストップしないといけません。

休みすぎの筋肉は、弱っていきます。日常生活で筋肉が弱っていくことはありませんが、筋肉への神経のながれが悪くなると、筋肉が働かなくなり弱っていきます。

また現代の生活では運動不足の人が多くなっています。適度な全身運動（ウォーキングなど）が大切です。